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2006年04月05日

君喪イシヲ詠メル

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未だ蕾 花舞う前に 濡れて堕つ 卯月の別れに 望み絶たるる

るい詠める

<読み>
いまだつぼみ はなまうまえに ぬれておつ うつきのわかれに のぞみたたるる

<意味>
まだつぼみなので、桜の花が舞い散る前に、雨で濡れて落ちてしまう。4月の突然の別れは、希望が絶たれる想いがする。

<解説>
春は出会いと別れの季節とは言うものの、入学進学や就職とは異なる、意図されざる別れはあまりに突然で悲しみがかえって大きいかもしれない。短歌では花は通常、桜を指す。
卯月は、4月の異名。

(この項:たい)

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陽は昇り 若葉芽ぶきて 花は散る 幹太き桜 雄とした立つ るい詠める ... [詳しくはこちら]

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