conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 700th. week | メイン | I'm The Problem »

2025年12月11日

冬至ヘ詠メル

202251211.jpg
冬のひに どこまでのびる かげ法師 つかむでほしきや かのひとの肢

るい詠める

<読み>
ふゆのひに どこまでのびる かげほうし つかんでほしきや かのひとのあし

<意味>
冬の日にどこまで延びるだろうか影法師は、掴んで欲しいなぁ、あの人の脚を。

<解説>
初句「冬のひ」は、"冬の日" と"冬の陽" の掛詞である。
結句「かのひとの肢」の 「肢」は "腕" または "脚" であろうが、ここでは後者で解釈した。いずれの場合もあり得るが前者ならば "握る" と謂う語句も登場しよう。
第3句「かげ法師」が第3句「のびる」のは夕刻である。勿論、早朝でのそれも随分と長く延びているが時間が経過するうちに縮んでいってしまう。現在は、全く [文字通りに] 掌の届かないところにいるが、それの届く可能性もあるだろうと謂う願望を込めて第4句「つかむでほしきや」がある。尤も、最長になった時点で日没、消えてしまうのではあるが。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:25 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/4165

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)