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2025年11月06日

映画ヲ詠メル

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さく夜らゐ おもはぬひととの 逢ふせへて ふとはにかみて 郷へとかへる

るい詠める

<読み>
さくやらい おもわぬひととの おうせへて ふとはにかみて さとへとかえる

<意味>
昨夜から今朝にかけて、おもってもみなかった人との逢瀬を経て [その際の出来事をおもいかえして] ふとはにかみながら、故郷へ還る。

<解説>
本人だけが知っている。おなじ時間を体験した第2句「おもはぬひと」も、もしかしたら、知らない。少なくとも、彼女が抱いている感情を共有してはいないだろう。しかも、本人は結句「郷へとかへる」のだ。そして、もしかしたら、本人がここに戻る事はないだろうし、その人物との再会もあり得ない。永遠に、秘されたままなのである。
と、歌の意味を拡張して解釈してみた。
如何か?

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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