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| Olga Bisera in "The Spy Who Loved Me" »
2025年09月04日
映画ヲ詠メル
われもひとり きみもひとりの 天がいに みを寄すがれきに ほしのふる夜々
るい詠める
<読み>
われもひとり きみもひとりの てんがいに みをよすがれきに ほしのふるよよ
<意味>
わたしもひとり、あなたもひとりの異郷にあって、身を寄せる瓦礫の上に星が降る様な夜が幾く度 [も続く]。
<解説>
孤独なモノがふたり、身を寄せ合っているのは天涯、すなわち故国を遠く離れた土地であって、しかも満足に睡眠をとる事も出来ない様な、瓦礫の山なのだ。
震災とも戦災ともとれる様な情景である。
詞書にあるのは「映画」、すなわち虚構であるのだが、いまの世界を見渡せば、歌の叙景が該当する土地は幾つもみつかる。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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