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2022年03月10日

映画ヲミテ詠メル

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うす紅い 天をあふぎて 吠ゆるひと にぎるつち塊 そまるはあかく

るい詠める

<読み>
うすくれない てんをあおぎて ほえるひと にぎるつちくれ そまるはあかく

<意味>
薄紅の空の下で天を仰いで吠える人がいる。握りしめた土塊はあかく染まる。

<解説>
映画『『風と共に去りぬ (Gone With The Wind)』 [マーガレット・ミッチェル (Margaret Mitchell) 原作 ヴィクター・フレミング (Victor Fleming) 監督作品 1939年制作] のあのシーンだろうか。マンガ『ワンピース (One Piece)』 [尾田栄一郎 (Eiichiro Oda) 作1997年より 週刊少年ジャンプ連載] にもそんなシーンがあった様な気もする。そんな事を想えば、マンガ『デビルマン (Devilman)』 [永井豪 (Go Nagai) 作 19721973週刊少年マガジン連載] にもあったかもしれないし、映画『八甲田山 (Mount Hakkoda』 [新田次郎 (Jiro Nitta) 原作 森谷司郎 (Shiro Moritani) 監督作品 1977年制作] にもあった様な [いや、あの映画のあのシーンは白銀の猛吹雪の中である]。
幾つも似た様な叙景が想像されるが、そのどれひとつとして第3句「吠ゆるひと」のその理由と心情は同じではないのだ。
尚、初句「うす紅い」は、色彩の"紅"と、時間帯の"うす暮れ"との掛詞であろう。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:32 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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