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2020年12月10日

未練ヲ詠メル


しんしんと や鳴りの向かふに きみが聲 ふた文字つずりて とずる手帖

るい詠める

<読み>
しんしんと やなりのむこうに きみがこえ ふたもじつづりて とずるてちょう

<意味>
しんしんと [夜が更ける時に] 家鳴りの音の向こうにあなたの声がする。二文字 [だけ] 書き記した手帖 [がある]。

<解説>
第4句「ふた文字」とは、詞書にある「未練」だろう。
と、謂う事は第3句「きみが聲」とは幻聴もしくは妄想の類いであろう。自身の本心を自ら否定している訳だ。
しかしもしかすると第3句「きみが聲」は、その発信者の生死を問わず、霊的な存在なのかもしれない、と考える事も出来る。だとしたら、その「聲」の主は、実態を伴わむモノではあるが存在はしている訳で、それを「未練」と呼んで、作者は拒否した、とも解釈する事になる。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:16 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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