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2018年08月09日

雨上リニ詠メル

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病葉と 摘みとるその掌を みくらべば きたるそのとき いつかはとおもふ

るい詠める

<読み>
わくらばと つみとるそのてを みくらべば きたるそのとき いつかはとおもう

<意味>
病葉とその病葉を摘み取るその掌 [の甲にある血脈] とを見比べると、きたるそのときはいつなのだろうと思う。

<解説>
台風13号が去って曇天。次第に暑さがぶり返してまた酷暑の最中だ。一昨日が立秋 (Liqiu) で、その名に相応しい涼しさが感じられたが、それもその日に限っての事だった様だ。昨日は終日、雨天にも関わらず、蒸し暑かった。
夏の雨に濡れた葉々は妙に艶かしくて、そんなところからもこの季節は怪談の季節 (The Season For The Ghost Stories ) だなぁと思う。
葉のかたちと掌のかたちが相似形 (Similarity) にみえれば、勿論、その中を通う葉脈 (Vein) と血脈 (Blood Vessel) も相似形 (Similarity) にみえてくる。この歌の嫌なところはそんな相似形 (Similarity) を病葉 (Blighted Leaves) にみいだしているところだ。

(この項:たい)

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