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2017年07月20日

短歌:夏ノ夜ノ夢ニ詠メル

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そのひとと みだるる閨に 陽がさして 肌あさぐろく 知る由もなし

るい詠める

<読み>
そのひとと みだるるねやに ひがさして はだあさぐろく しるよしもなし

<意味>
その人と乱れた寝室に陽がさして、[その人の] 肌があさぐろい [事の所以 ]を、知る手段もない。

<解説>
夢、なんだよね。詞書を信ずる限りにおいては。
で、夢の中である人物と一夜を共にしたが、その人物の肌が浅黒くて、作者にとっては、その理由が解らない。
つまり、夢の中のその人物が、何者であるのか氏素性が一切、解らない。それ故に作者は困惑している。その人物が誰なのだろうか、どうしてその人物と一夜を共にする事になったのか、と。
個人的な体験を綴れば、その昔、かつての同級生が夢に出てきて、覚醒めた後に、とてもドギマギした、と謂う経験はある。なんで今頃になって、その女性がぼくの夢に顕れるのだろうか、と。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:29 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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