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2017年07月06日

不信ヲ詠メル

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あくたばかり わだかまるままに ふきだまり かぜひとつなく すれちがう路

るい詠める

<読み>
あくたばかり わだかまるままに ふきだまり かぜひとつなく すれちがうみち

<意味>
ごみばかりが [まるで感情が] わだかまるままの様に吹き溜まっていて、かぜひとつない [暑さの中] 人々がすれ違う道路 [である]。

<解説>
綴られている語句だけで回収しようとすると、そこに込められているであろう意味が破綻する。だからと謂って、上の様に語句を補ってみても、いまひとつ、得心する事が出来ない。
例えば初句「あくたばかり」を実際に道路に散乱するモノと解釈してみたが、もしかすると、「あくた」の様な感情なのかもしれない。そんな感情が入り混じったまま、人々は炎天下、行きずりの道を行くのだ、と謂う様な解釈も可能ではある。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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