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2017年04月27日

下校時ニ詠メル

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かぜかけて 散るかわもなく 紅い花 きいろい帽の ふたつみつゆく

るい詠める

<読み>
かぜかけて ちるかわもなく あかいはな きいろいぼうの ふたつみつゆく

<意味>
風がかけて、散る川もないのに紅い花 [が散る]。黄色い帽子 [を被った児童が] 2人3人ゆく。

<解説>
第3句「紅い花」とはマンガ『紅い花 (Akai Hana : Red Flowers)』[つげ義春 (Yoshiharu Tsuge) 作 1967年発表] の事なのだろうか。その作品では題名にある"紅い花"が川面を流れてゆくし、物語の主人公は幼い男女だ。
初句「かぜかけて」は第3句にかかると同時に、結句にもかかっているのではないだろうか。つまり、駆け抜けてゆく2人3人の児童が風の様だ、と。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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