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2016年06月09日

ぷらっとほーむニテ詠メル

20160609.jpg
幾重にも 並走する線を なぞるやうに 電車の風は 髪なびかしむ

るい詠める

<読み>
いくえにも へいそうするせんを なぞるように でんしゃのかぜは かみなびかせしむ

<意味>
幾重にも並走している線をなぞる様に [プラットホームに入線する] 電車が起こす風は、[私の] 髪をなびかせているのだろう。

<解説>
結句「髪なびかしむ」の品詞分解を試みよう。
名詞「髪」 + カ行四段動詞「なびく」未然形 + 使役の助動詞「しむ」終止形で、意味は"髪をなびかさせている"、となる。
それ以外に、解釈の難しさは存在しない様に思える。
敢えて指摘すれば、第2句の「並走する線」だが、その解釈のヒントは掲載画像にあるのではないか。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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