conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 138th. week | メイン | We Shall Over Come »

2014年12月11日

浴後ヲ詠メル

20141211.jpg
吾に告ぐ 鏡にをるに 老ふたりと 一筋ながるは 腿をつたひて

るい詠める

<読み>
われにつぐ かがみにおるに おうたりと ひとすじながるは ももをつたいて

<意味>
わたしは告げる、鏡のなかにいる [わたし] に歳をとったねと、一筋流れているものは腿をつたっていく。

<解説>
鏡に映り込む自身の姿を観て感嘆する歌。
詞書と下句から類推するに、作者は湯上りの裸のままの様だ。
そして、その一筋流れていくモノについては、湯とも汗とも涙とも、それとも他のなにかとも、幾つもの可能性が遺されている。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1764

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)