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2014年07月24日

夏ノ陽射シヲ詠メル

20140724.jpg
汗滲む 添ゆる手巾 襟元に 憶ひ出づるや きみが匂ひ

るい詠める

<読み>
あせにじむ そゆるはんかち えりもとに おもいいずるや きみがにおい

<意味>
汗が滲んだので、ハンカチを襟元に添える。ふと憶い出すのは、あなたの匂いである。

<解説>
梅雨が明けた途端に、真夏もかくやと想われる暑い暑い日々が続いている。お元気ですか。
そんな日に外出していると、嫌でもしなければならない仕草が上の句に描かれているが、そんな行為からまさぐられる記憶は、決して日常的なモノとは限らない様だ。
と、謂うのは、結句の「匂い」と謂う語句が、非道く動物的なモノに想えてしまっているからなのです。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:08 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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