conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 59th. week Reptilia | メイン | V-2 Schneider »

2013年06月06日

薄明ヲ詠メル

20130606.jpg
東雲に 覚醒めてみれば 淡き夢 吾が身かき抱く きみのかひなも

るい詠める

<読み>
しののめに めざめてみれば あわきゆめ わがみかきいだく きみのかいなも

<意味>
夜が明けて目覚めてみれば、それは淡い夢だった。わたしの身体を抱くあなたの腕も。

<解説>
初句「東雲」とは"しののめ"と読んで、夜明けを意味する。夏の短い、そして寝付けない夜に観た、うたかたの夢を詠んだ歌。
下の句に登場する「きみ」は、夢の中だけの存在なのか、それとも、実際に同衾している相手の事なのか。歌の解釈上では、いずれの場合でも成立しそうだが、詠いかけている相手である「きみ」への、作者の想いは、微妙に異なるモノになるだろう。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1354

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)