conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 58th. week A Tumor With A Human Face | メイン | Unforgettable »

2013年05月30日

入梅ヲ詠メル

20130530.jpg
ざつと降る 蛙呑込む 蛇に似て はしる雨脚 立ち尽くす吾

るい詠める

<読み>
ざっとふる かわずのみこむ へびににて はしるあまあし たちつくすわれ

<意味>
ざあっと降る [その勢いは] 蛙を呑込む蛇に似ていて、はしる雨脚の早さには、立ち尽くすばかりのわたしである。

<解説>
昨日、梅雨入りしたばかりのこちらは、終日、はっきりしない天気で、先程から細かい雨が降っている。外出する度に、降る雨の量も質も、変わっている様で、傘が手放せないのは無論の事だけれども、気が落ち着かない。地下鉄で一駅の区間、乗り降りしただけで、雨の景色が様変わりしている。
そんな気象の激しい移り変わりを、動物的な俊敏さに喩えてみたのが、この歌である。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/1348

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)