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2012年08月02日

短歌:真夏ノ孤独ヲ詠メル

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独り往く つがいのとりも 疎ましや 石持て追ふも 愚かと停むも

るい詠める

<読み>
ひとりゆく つがいのとりも うとましや いしもておうも おろかととどむも

<意味>
独りで歩いていると、つがいの鳥も疎ましい。石でもって追い払うのも馬鹿らしいと停めてはいるけれども

<解説>
不快指数 (Discomfort Index) を詠んだ歌。と、言ってしまっては、身も蓋もないけれども、ここで描かれている感情は、孤独そのものよりもそこから派生するナニカだ。そして、そのナニカを向ける矛先をどこに的を絞って抛るべきなのか、その発散させる手段のなさが主題なのである。
それだけ、今日も続く猛暑の日々。ご自愛願います、と、ここでは逃げの一手にしくものはない(中途半端にかまっても、火傷するだけだからね)。

(この項:たい)

posted =oyo= : 23:07 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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