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2012年04月26日

短歌:怪談粧シテ詠メル

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花逝きて 開かずの扉を 叩く音 夜染める色 八重桜薫る

るい詠める

<読み>
はないきて あかずのとびらを たたくおと よるそめるいろ やえざくらかおる

<意味>
桜が散って、開かずの扉を叩く音がする。[散ってしまった桜の代わりに] 夜を染める色として、八重桜が薫っている。

<解説>
第2句の「開かずの扉」が不穏な響きをたたえているけれども、詞書に「粧シテ」とあるから、あまり、そちらの方向へ解釈しなくてもよさそうだ。いや、そちらの方面がお好みの方ならば、あえて踏み込まれてもよいけれども、自己責任でお願い致します。とりあえず、ここではしません。
きっと、ここ数日の不安定な天候のせいなのだろう。総ては時折激しく吹く風の悪戯に違いないのだ。
初句の「花」とは、古典や短歌の常道で、 (Cherry Blossom)の事。桜前線は既に東北へと去り、この近辺ではもうっとっくに散ってしまったけれども、ここで詠われている八重桜 を始め、様々な花が観られる様になった。
例年よりも随分と遅い春の様な気がする。そして週末からは、ゴールデン・ウィーク

(この項:たい)

posted =oyo= : 23:39 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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