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2011年02月04日

冬ニ飽ヒテ詠メル

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寒波去りて 東風待ちかぬる 節分に 路傍の花の 紅きに触れる

るい詠める

<読み>
かんぱさりて こちまちかぬる せつぶんに ろぼうのはなの あかきにふれる

<意味>
寒波が去って、[春を告げる] 東風を待ちかねている節分の日に、路傍に咲く花の、[その中でも] 紅い花に触れている。

<解説>
昨日は節分 (Setsubun)。そして今日は立春 (Lichun)。史上最大級と言われる今年のラニーニャ (La Nina) の影響か、厳しい寒波が押し寄せた今年の冬ももう終り [と、言っても暦の上だけの話だけれども]。久しぶりに陽射しの暖かい日となった。
第二句の東風は、もちろん菅原道真 (Sugawara no Michizane) の『東風吹かば にほひをこせよ 梅花 主なしとて 春を忘るな (When the east wind blows / let it send your fragrance, / oh plum blossoms. / Although your master is gone, / do not forget the spring.)』を意識した上での事で、下句に登場する紅い花は、そこに詠われている梅の花 (Japanese Apricot) を意識している。まぁ、本歌取 (Honkadori) という程のものではないのだろうけれども。
湯島天神 (Yushima Tenmangu) 恒例の梅まつり (Japanese Apricot Blossom Festival) は、来週八日からである。

(この項:たい)

posted =oyo= : 00:44 | comment (2) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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コメント

> Smithd711

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