conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« "Distinto, diferente" by JUAN DE MARCOS AFRO CUBAN ALL STARS | メイン | dedicated to Suzanne Valadon »

2010年04月23日

心許ナシヲ詠メル

20100422.jpg
指凍ゆ 冬のあの日の 淋しさに 耐へたる雲に また逢ふ如し

るい詠める

<読み>
ゆびこごゆ ふゆのあのひの さびしさに たえたるくもに またあうごとし

<意味>
指が凍えた、冬のあの日の淋しさに耐えた雲に、また逢う様な [心細さである]。
もしくは。
指が凍えている。冬のあの日の淋しさに耐えた雲に、また逢った様である。

<解説>
どっちだ? と、問われれば、文法的には後者となる。「凍ゆ」は、下二段活用の動詞の終止形。前者の解釈を要求すれば、「凍ゆる」と連体形にならなければならない [参考:終止形の駆逐]。
四角四面に論じれば、以上の通りだが、あまり厳密に考えても面白くはない。
今日は、昨日の暖かさから一転、真冬の寒さを思わせる、冷たい雨が降った。

(この項:たい)

posted =oyo= : 01:07 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/888

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)