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2009年11月27日

冬ノ微睡ミヲ詠メル

20091126.jpg
冬陽昇り 凍ゆる風も 凪ぎたれば 媾ふ猫も 夢耽らむか

るい詠める

<読み>
ふゆひのぼり こごゆるかぜも なぎたれば まぐわうねこも ゆめふけらむか

<意味>
冬の朝陽が昇り、凍える様な冷たい風も止んでしまえば、さかっていた猫も、今頃は夢に耽っているだろうか。

<解説>
文法的な事を最初に書いてしまえば結句の助動詞「らむ」は、現在推量の意。「今頃は〜しているだろう」と訳す。
係助詞「か」は、この場合は詠嘆と判断してよいだろう。
小春日和 (Indian Summer) とも言うべき、ここ数日は、先日来の寒さも緩んで陽射しの暖かな日々が続いている。
寒さとは別の理由で、布団にくるまってうたた寝するのにちょうど良い時候であろう。
ちなみに (Cat) の発情期は、冬〜春と夏〜秋の年二回。と、いうことはここに登場する猫は比喩表現としての猫である [とは、言わずもがな (Needless To Say / It Goes Without Saying That) かな?]。

(この項:たい)

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