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2007年05月16日

建築現場ノ騒音ニ夏ヲ観テ詠メル

070515.jpg
燦々と 驟雨去りて 鋼鉄の音 蝉鳴く夏の 幻影を観ゆ

るい詠める

<読み>
さんさんと にわかあめさりて てつのおと せみなくなつの まぼろしをみる

<意味>
驟雨が去って、燦々と陽が刺している中、建築現場で鋼鉄の音がしている。 その音を聴くと、蝉が鳴いている様な、夏の幻影が現れる。

<解説>
昨日の東京地方は、正午頃に激しい雷の音と共に、驟雨が降り過ぎていった(所によってはも降ったとか)。
その激しい雷雨が過ぎれば、眩いばかりの陽が刺し、まるで真夏を思わせるかの様な光に満ちていました。
作者は、偶々、通りかかった騒音で蝉の音を憶い出して歌にした様ですが、「夏の幻影」としたところに蝉の音に留まらない、夏への想いが込められているのでしょう。

(この項:たい)

posted =oyo= : 00:08 | comment (2) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

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コメント

>夏でもないのに
>夏の空。
そうなんですよ。まだ梅雨も始っていないのに。
昨日の雷雨から晴天へと続く一日の流れは、真夏みたいでしたね。

にょろこさんへのコメントは、るいが書くべきなのかもしれませんが、
こちらににょろこさんがコメントされたので、あえて私が解答してみました。
いつも、訪れて頂きありがとうございます。

写真を大きくして見ることができないのが残念です

歌と写真がすばらしくマッチっしていて、とってもお気に入りのエントリーでした!

本当の真夏の空ではなく
幻影なところがいいですね。
夏でもないのに
夏の空。

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