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2007年04月14日

眼ニ留マリシ花ニ伸バセシ君ノ腕観テ詠メル

070415.jpg
二人居り 皐月誘ひ 風に揺れる 名も無き花は 手折るベきかは

るい詠める

<読み>
ふたりおり さつきいざなひ かぜにゆれる なもなきはなは たおるべきかは

<意味>
二人は一緒にいるのだから、五月を誘っているかの様な、この風に揺れている、名も無い花を手折る必要はあるのでしょうか?(いや、ないでしょう)

<解説>
「手折るベきかは」の「かは」は、疑問の係助詞「か」+係助詞「は」で、反語の意を表す。なので、上気に記した様な口語訳となる。
無益な殺生は辞めなさいという不粋な解釈よりも、二人そろって充実した時を過ごしているのだから、これで充分でしょうと、把えておきましょう。
なんか羨ましい。

(この項:たい)

posted =oyo= : 23:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

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