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2006年03月02日

「思ヒ出ノ鉛筆ノ芯ヲ詠メル:ソノ壱」補遺ソノ弐

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空見据え 泪一筋 流るるを 千々に破りし ノオト放らん

るい詠める

<読み>
くうみすえ なみだひとすじ ながるるを ちぢにやぶりし のおとほおらん

<意味>
(きっと顔を上げて)空間を見据えていたら涙が一筋流れている。びりびりに破ったノートを放り投げた。

<解説>
そしてその連作の第3作。作者の決意表明の様な歌。哀しみを乗り切る為に、誰しもが辿る道筋を歌った連作の掉尾を飾るに相応しい作品である。

(この項:たい)

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