2025年07月17日
映画ヲ詠メル
夜もすがら さめゆく侭に かつ丼の うそからまことの ほつれぐあいを
るい詠める
<読み>
よもすがら さめゆくままに かつどんの うそからまことの ほつれぐあいを
<意味>
一晩中、さめていくままカツ丼 [が手付かずである。それはそのまま] 虚証から真相が解かれていく過程 [を呈している]。
<解説>
警察 (National Police Agency) の取調室 (Interrogation Room) の情景なのだろう。第3句「かつ丼」はそこに現れるとされる定番の食事だ。関係者からの差入 (Delivery To The Suspect) の場合もあるだろうし、取調官 (Investigator,) の懐柔策のひとつである場合もある。
それが第2句「さめゆく侭に」なっているのは、取調 (Interrogation) の進捗状況がそのまま顕れていると看做せるだろう。それを比喩的に表現したのが、下句である。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:17 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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