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2016年03月10日

ウナサレテ詠メル

20160310.jpg
うす闇に ふたり踊りて 嗚咽せり 涙と舌の あたたかきゆへ

るい詠める

<読み>
うすやみに ふたりおどりて おえつせり なみだとしたの あたたかきゆえ

<意味>
薄闇の中でふたりで踊って嗚咽してしまった。涙と舌が暖かかったからだ。

<解説>
詞書によれば夢の中の叙景と謂う事なのだろうなぁ。
踊った相手が誰だか解らないし、何故「涙と舌」が暖かい事が「嗚咽」する理由になるのかも解らない。そもそもそんな夢を「ウナサレテ」と表現する感性すらも謎だ。
いや、総ては夢の中の出来事だからと、うすら惚ける事も出来るが、夢ならば夢で、そこで「暖かい」と謂う感触を得る事も叶わない筈なのだ。
と、堂々巡りをしているのも、この歌にどう対処していいのかぼく自身が解らないからです。
昔の恋人が夢の中に登場すると、それだけでどぎまぎしてしまうぼくなのです。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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