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2014年04月03日

花散ラシヲ詠メル

20140403.jpg
きみの嘘 来ぬ口実も 春の雨 石突伝ふ 雫のゆくへ

るい詠める

<読み>
きみのうそ こぬこうじつも はるのあめ いしづきつたう しずくのゆくえ

<意味>
あなたのつく嘘、来ない口実も春の雨と謂うのだから。石突きを伝って流れるしずくはどこへゆくのだろう。

<解説>
詞書の「花散らし」とは、桜 (Cherry Blossom) の満開の季節に降る風雨の事で、桜 (Cherry Blossom) の花を散らす程だから、それは強く激しいモノだ。
今日降る雨は、早朝は非常に細かい霧雨 (Drizzle) の様なモノだったので、これならまだ、桜 (Cherry Blossom) は大丈夫だろうと想っていたら午過ぎ辺りから、がっつり降り出してきた。
これなら、桜 (Cherry Blossom) を散らすのも充分な雨量だろうし、しかも、少し寒いのだ。
こうなると、逢う筈の予定をキャンセルしたくもなるが、それでは、桜 (Cherry Blossom) の他のモノも散らしてしまう可能性もなくはない。
第4句「石突」とは、傘 (Umbrella) の先端部の事である。
実際にあった出来事を詠んだ上句に対し、下句にあるのはその時の景物か、それとも心象を反映させたモノか。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:52 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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