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2011年08月21日

『クイーン II (Queen II)』 by クイーン (Queen)


もしも仮に、彼らが本作品とこれを継承する同傾向の作品群だけを遺して、解散してしまっても、彼らとこの作品は、きちんとした評価を与えられて、ロックの歴史の中に収まるべき場所を見出したに違いないのだ。
例えそれが、音楽的な実績や評価とは隔たった、ビッグ・イン・ジャパン (Big In Japan) と揶揄される、十代の少女達の熱狂的な支持だけをとりだしても、である。

しかし、実際には、バンドはこの作品から遥かに遠い旅路へと歩み続け、そしてそれと同時に遥かなる高みへとも到達してしまう。

では、この作品はその起点なのかと問われれば、それに対する回答は、呂律が廻らないものとなるだろう。
この作品には確かに、後に昇華されるべき、バンドの総てのエッセンスが濃縮されているのに違いないのだけれども、決して原点でも出発点でもターニング・ポイントでもないのだ。

では、一体、これはなんなのだろうか。

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