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2006年07月12日

サッカーのある生活(ベスト・ゴール&ベスト・マッチ)

決勝戦でのジダンの"愚かな行為"で燻っている事はあるけれども、長かった4年間の最終局面も終了。世界は新しい4年後を目差して動き出す。
ここ数日、メディアでは総集編を送り続けているから、この僕も便乗して個人的なささやかなベスト・ゴールとベスト・マッチを選んでみました。
なお、全64試合のうち、1/3〜1/4程度しか観れていないので、あなたにとっての大事なゴールや大事な試合が抜け落ちていても、そこは御容赦願います。

ベスト・ゴール

1位:エステバン・カンビアッソ
(アルゼンチンvsセルビア・モンテネグロ 31分)

カンビアッソのゴールというよりもアルゼンチンのゴール。パスパスパスパスパスで繋いで最終的にカンビアッソが決めた。この試合、アルゼンチンが決めた6つのゴールは、どれも素晴らしかった(1アシスト1ゴールのメッシの絡んだ2得点とか)。でも、今回のアルゼンチンというチームのカッコよさを表現するにはこのゴール。

2位:アレッサンドロ・デルピエロ
ドイツvsイタリア 121分)

カウンター攻撃で自陣の深い所から敵ゴールまでのデルピエロの疾走を『報道ステーション』サッカー解説福田正博が評価していた。しかし、それよりも、その1分前に貴重な1点を獲得し、残り時間を防御に廻るのではなく、さらなる攻撃に出たところが素晴らしい。しかも、"カテナチオ"イタリアがそれをやったという事。今大会優勝に相応しい。

3位:フィリップ・ラーム
(ドイツvsコスタリカ 6分)

明石家さんまが言っていたけれども、本大会を象徴するゴール。というよりも、画面左奥からラーム が画面手前のゴールに突進して来て、おぉ来るなっと思ったら、キモチいい程ズバンと決まった、その爽快感が良かった。ところで、さんまさん、今回はちょっとはしゃぎすぎでしたね?

次点: 玉田圭司
(日本vsブラジル 34分)

ほんの一瞬、奇蹟を信じれたという意味も勿論あるけれども、こういうゴールを常に打てるチームに育って欲しい。それだけです。

ベスト・マッチ

1位:ドイツvsイタリア
ベスト・ゴールの項で書いたデルピエロの疾走という事に尽きちゃうんだけれども、そのゴールをお膳立てした119分間の緊張感溢れる攻防も見物だった。開催国ドイツの意地と対ドイツ戦不敗神話を持つイタリアのプライドのぶつかり合いでした。

2位:イングランドvsポルトガル
同じ背番号7を纏うイングランドベッカムポルトガルフィーゴとの闘い。しかも、イングランドオーエンが負傷欠場、一方のポルトガルは累積イエローカードで中心選手2名欠場とどちらも手負い。そして、ベッカムの負傷交代とルーニ−の一発退場を経て(フィーゴも途中交代)、試合はPK戦までもつれにもつれる。ピッチの外で、PK戦を見守る他ない二人の背番号7の表情が印象的だった。

3位:スウェーデンvsトリニダード・ドバゴ
主役はスウェーデンではなくて、トリニダード・ドバコ。レッドカードで1名退場。数的不利にも関わらず果敢にも攻撃的陣容を緩めない。結果、北欧の古豪スウェーデンと引き分ける。番狂わせの少なかった本大会だけれども、これは例外と言っていいかもしれない。試合終了後のトリニダード・ドバコの笑顔が印象的。

次点:日本vsオーストラリア
ごく僅かな残り時間の中で、追いつかれ追い抜かれるだけでなく、さらなる駄目押しを押される。"世界との落差"=現実を突きつけられた(そして中田英寿の最期の試合の)対ブラジル戦よりも、日本チームのダメな処を曝け出してしまった試合を。この時の口惜しさを忘れてはならない。

posted =oyo= : 04:06 | comment (2) | trackBack (0) | たいの日記 /ニュースをみる

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コメント

>丸義さん

いつもありがとうございます。
グロッソのゴールが決まった時点で、全て決したと思ったんですけれどもね。そこから、さらにああいう展開が待っているとは思いませんでした。
画面に入らない所でひたすら疾走しているデルピエロ。観れない歯がゆさと同時に、テレビ観戦ならではの感動だと思います。

何度も読ませて頂きました。

デルピエロのゴールは、私も感動しました。
その直前のグロッソのゴールの余韻に浸る間もない素早さでしたね^^

夕べ、イタリア×ドイツの再放送観ました。
決勝と違って、アグレッシヴなアッズーリを堪能しました。

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