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2005年12月02日

寒空ノ下、君ヲ待チテ詠メル


待ちわびて 携帯持つ手 冷ゆるども さらに輝く イルミナシヲン

るい詠める

<読み>
まちわびて けいたいもつて ひゆるども さらにかがやく いるみなしをん

<意味>
約束の時間はとっくに過ぎて、いい加減待っているのも飽きた。携帯を持つ手も、寒さで冷たくなってしまったけれども、イルミネーションは、さらに明るく輝きを増してきた。

<解説>
冬の夜の待ちぼうけ程、わびしいものはない。作者は「飽きた」といいつつも、携帯を手にとって、待ち人からの連絡を待っている。輝くイルミネーションの光が、作者を見守っている。

(この項:たい)

posted tgc : 19:13 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

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