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2005年08月15日

昔語リヲ我ガ身ニ準ヘテ詠メル


翌夏にと 送火焚きて 契るより 我が精捧げ 黄泉に逝かんと

るい詠める

<読み>
よくなつにと おくりびたいて ちぎるより わがせいささげ よみにいかんと

<意味>
来年の夏にまた会いましょうと、送り火を焚いて恋人(の魂)と約束するよりも、自らの精(=生)を捧げてあの世に逝ってしまおうかと思う。

<解説>
その恋が激しければ激しいだけ、別れは迎えたくはないものだ。しかも、その恋人が亡き人であれば、常軌を逸した感情が燃え上がったとしても致し方ない。
一年に一度の死者との逢瀬は、喜ばしきものか、悲しむべきものか、私には判断が尽きかねる。

(この項:たい)

posted tgc : 08:37 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮) /携帯からみる

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