REMIX・SAMPLING

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フリッパーズカヴァーコンピ

SOFTLY!(SFTL-1007)
2004.05.12 out ¥2,079(tax in)
VA / The Sound Of SOFTLY!
〜Tribute to Flipper's Guitar 〜Analog Edition Vol.2

アナログ盤

・Mu-Stars / Young, Alive in Love
・POMERANIANS / Summer Beauty 1990
・The Superimposers / Sounth Bound Excurion
Plasmatiquearchitecture / Going Zero
Wachy TV / Groove Tube
・risette / 3 am O.P
・tnd / Blue Shinin' Quick Star


SOFTLY!(SFTL-1003)
2004.02.04 out ¥2,100(tax in)
The Sound of SOFTLY! Vol. 1 - Bandwagonesque-
tribute to Flipper's Guitar/Various Artists(SOFTLY!)


Groove Tube / WACKY-TV
・Summer Beauty 1990 / ポメラニアンズ
・Hello / Twinkle Jack
・Love and Dreams Are Back / ORANGENOISE SHORTCUT
・Camera Full Of Kisees / haccis clover
・Slide / ビンジョウバカネ
・Wild Wild Summer / Hazel Nuts Chocolate
・3 a.m. OP / risette
・Cool Spy On A Hot Car / Spaghetti Vabune!


SOFTLY!(SFTL-1004)
2004.02.04 out ¥2,100(tax in)

The Sound of SOFTLY! Vol. 2 - Electron-
tribute to Flipper's Guitar/Various Artists(SOFTLY!)


・Young, Alive, in Love / Mu-Stars
・Young, Alive, in Love / EeL
・The Chime Will Ring / no return
・My Red Shoes / COSMETIQUE
・Aquamarine / copter 4016882
Going Zero / plasmatiquearchitecture
・Blue Shinin' Quick Star / エイプリルズ
・Southbound Excursion / The Superimposers
・Dolphin Song / Drumrin
・Colour Field / Flyer.to team
・Blue Shinin' Quick Star / tnd
フリッパーズギターと90年代 TEXT BY DJ!! ShinjiTakahashi
90年代には?僕たちなにしてたんだっけ?渋谷公園通りでテイ−ンエイジの後半と20代の前半を過ごしてきた90年代の僕たちの、すぐそばには、フリッパーズギターは確かにあった。若い僕たちの話題の中心は渋谷で最もHIPなレコードの事。渋谷で最もスタイリッシュな洋服の事。渋谷で最もモダンなライフスタイルの事。ETC・・・夢中になって、のちの<渋谷系?>を探してた。今は渋谷至上主義ではないが、スタンスはいたって変わらないストイックな探求精神!携わった2枚の楽曲。

WACKY TV  -Bandwagonesque- M1
貪欲に音として凝縮されたストイックなサウンドはフリッパーズギターの代表!? 楽曲グルーブチューブにも匹敵する!裏グルーブチューブ!スタジオワークでは全パートで24トラックを駆使し、数日にかけて録音。完成度は高い1曲目。ライブでも大好評でした。

PLASMATIQUE ARCHITECTURE<高橋慎治> -Electron-M6
自宅スタジオ録音<ボーカルだけ幡ヶ谷シュールサウンドスタジオ>の仕上がり。60年代へのオマージュで素朴に再構築する僕は今!ZEROに向かった。大好きな60年代の7インチレコードのように、あえて単純 展開を。珍しくhipでcool!?な唄をうたってます。

フリッパーズギターの事もそうだけど、90年代、渋谷にあった2,3の出来事?フリーソウルとか、新しい事を確実に感じてた90年代の様子は2004年の今でも僕の中で生き続けている!僕は決して渋谷至上主義なんかじゃないんだ!

MISSION 7 ヤマタケ・カーニバル 山下毅雄の全貌 日本クラウン(CRCP-20272)
もう聴きましたか?みなさん、持ってますよね、このCD。ヤバイっすよ。全部が。MISSION7ですよ、ウワサの。CD。というか、持っている人、みんなもそう思うでしょ?山下毅雄氏 with 山下透氏の完全クリエイト。命がけのその姿勢に僕たちは敬意を表します。そしてPLASMATIQUEARCHITECTUREも参加させて頂きました。ギリギリで。僕にとって初リミックスになったわけですよ。が、実は本作、僕にとって大変だったんですよ。もう。なぜか?リミックスに関して全くの無知。スタジオワークなんて知らないから、進んでいった物語なんですよ。スタジオの皆さん、本当にありがとうございました。演奏家の方々にも。
特に感謝しなければといつも思うのは、山下透氏。ありがとうございました。そしてそして、大感謝している方がいます。友情あふれるミックスエンジニアをしてくれた原マサト氏。ありがとうございました。甘えっぱなしの僕でした。勉強させて頂きました。
そう、最初にレコーディングスタジオのドアを開けた瞬間、もう別世界。見るものすべて。大きなミキサー卓、大きなスピーカー。こんなの見た事ないし、正面の大きなガラスの向こうのミュージシャンの皆さんの表情はとても神妙。偉い方なのかもしれない風貌の人が僕の方をチラッチラッと見る。とても怖そうなレコード会社の人。そんなところでは、もう心臓が飛び出して、勝手に心臓だけ地下鉄に乗って帰ってしまいそうなくらい僕のキンチョーハMAXに達していた。そんな時僕に声をかけてくれたのは山下透さん。いつもやさしいの。どんなに救われた事だろうか。そして、コーヒーをやさしく僕に差し出してくれたのが原マサトさん。コーヒーの味は、僕の緊張をやわらげてくれるとてもSWEETな味だった。すると突然、スピーカーから流れ出すGROOVY JAZZ。音好きの僕にとっては、もう勝手に全神経スピーカーに集中。やられた。良質な良音質の音楽に。「誰だろう、この音楽を作った人は」なんて思っていたけど、聞けないし・・・。あとで知った事なのだけど、それは谷川賢作ローンウルフクインテットの曲だった。もう僕は感動しててやまない状態。「スゴイ。レコーディング」などと思った3秒後に「やっぱり僕、自信ないなぁ」なんて、へこんでしまいました。
そして、PLASMATIQUEARCHITECTUREのレコーディング当日、集合時間はお昼の12時。クラウンレコード。前日何回も、何回も作品チェックした曲。ハードディスクを持って家を出発。「忘れ物はないか」何度も確かめて、集合時間よりずいぶん前に到着。スタジオのドアを開けて「おはようございまーす」。そしたら、あれぇ誰もまだ来ていない。そこで僕は待っている事にした。時計を見る。少したってまた見る。ワクワク感が少しづつ大きくなると、時計の針は集合5分前。「いよいよ開始」なんて考えてたら、時計は12時ちょうど、おかしい誰も来ない。まちがえた。スタジオを。しまった。クラウンレコードのとてもきれいなおネエさんに聞いてみる事にした。「2スタですよ」大失敗。だってここは1スタ。急いで2スタに行く僕は、なんてマヌケなんだろう。2スタのドアの向こうには原くんがいた。彼はニッコリ笑って朝のあいさつをしてくれた。僕はいいわけを言わずに謝った。
少しのたわいもない会話をすませると、さっそく音源を操作しはじめた。ここでまたNG。うまくミキサーに音が入らない。「もうだめだぁ」なんて思っても今しかない。今を失ったら僕は終わる。そう思って何度もチャレンジした僕だった。それ以上に原くんは僕の音源を大切にしてくれた。奇跡は起こった。音は鳴った。クラウンレコードのスピーカーから。音が。僕の。喜んだ、僕たちは。原くんは自分の事のように喜んでくれた。
そもそも、彼との出会いは「MISSION6 ルパン・ザ・フォース」。ロリータ18号のレコーディング見学のときだ。それから数ヶ月が経ち、今がある。彼のアパートメントに遊びに行った事。彼の音楽。友達。故郷の話。そして僕の運転で明治通りをドライブした事。僕の音楽を好きでいてくれる事。そんなことの上で僕たちはクラウンレコード2スタでクリエイトしている。そして、山下透氏によってチャンスを与えてもらっている。経験させてもらっている。気がつくとスタジオの中は、僕と原くんだけ。大人達はもういない。20代なかばの友人同士が、こんな贅沢な場所でクリエイトしている。時間を忘れて。
十何時間が過ぎた。もう次の日の真夜中になっていた。僕ら以外みんなが、とても心配そうにしている。申し訳なかった。そして終了もあと少しのところで、山下透さんが助けてくれた。とても的確で、かつ大胆に音を操ってくれた。僕たちのために。いつも透さんは頼もしくてやさしい。そして完成するPLASMA MIX。
60年代大好きの僕にとって、山下毅雄氏のモンドミュージック「プレイガール」をリミックスできた事は、本当にうれしかった。そして原くんとの奇妙な友情も。うれしかった。あれから一度も原くんとは会っていない。僕の大切な音楽器材を預かったまま。次のクリエイトで会いましょう。ありがとう原くん。

HONEY-COMB / I WANT YOU TO WANT ME アナログレコーズ(Analog-001)
#3「I want you to want me (particle of my mind mix)」


夏が終わり、秋のおとずれを意識しだす頃の事。晴天の秋晴れで気持ちもおだやかな僕は、散歩にでも出掛けよう。友達さそって午後のCafe。レコ屋にでも行って“ボサ打ち”オルガンものでも探したい気分。そんな時を同じくして HONEY-COMB 1st は産まれた。僕の古くからの仲間、砂川宗一郎氏の音楽。その発想と発表に僕はとけた。それは友達だから。解っている所も多い古い友達だから。
友達と一緒に発表する事は、初めての事でもあった僕はフワフワ気分。でも・・・音楽なくても友達なんだ。
「紹介します砂川君を、そして砂川君に僕の大切な方々を紹介します。」という具合で、僕たちは、つなぎあった。みなさんありがとうございました。
僕の曲、3曲目、 (particle of my mind mix)。秋のHONEY-COMBだったから完成したんだ。HMV渋谷店でのSOLD OUT=完売おめでとう。これからもやろうぜ。みなさん、ぜひ聞いてみて下さい。

LUPIN THE THIRD TAKEO YAMASHITA Rebirth From'71 Original Score VAP(VPCC-81406)
#14「Groupie de LUPIN」


突然ですが、90年代半ばのお話です。僕がDJをしていたclub saloonで、ヘビーローテーションでプレイされていた、ルパン三世の音の事から話します。まだ誰にも話してなかったので。
東京のクラブDJ選曲家のみなさんが古いレコードをたくさん集めていた時期があった(今でもそういう事あるけど)。そのころ夜になると連日、古いレコードをDJ PLAYする選曲家たちは、クラブに出掛ける。そしてそのめずらしい古い音楽を聞きたくて、そして知りたくて、大勢の人達が集まった(今でもそういう事あるけど)。若い僕たちは正直だった。
「ルパンの音楽はかっこいい」古いレコードいろいろ知ってるけど「ルパンの音楽はかっこいい」本当かっこ良かったです。ルパンがclubでかかると僕らは決まってPeace。フロアの景と一緒に大きなスピーカーからルパンが鳴った。フロアはわいていた。
そして次の日、さっそく中古レコード屋さんに行き「ルパン」を探した。昨日クラブでかかっていたナイスミュージックなんかと一緒に探した。お目当ての「ルパン」はいつも店になく、手に入れる事はできなかった。「たくさんプレスされてるはずなのに」やっと見つけたときは、時間がたってしまっていて、それでも「このレコード高すぎるよ」なんて思って買って帰り(今思えば、本当は安く買えていたのかもしれないけどね)何回も聞いているのです。
さて、本作14曲目にフレンチックトークなSamplingをやらさせてもらいました。各方面で高い評価の本作は、僕の知ってる「古いレコードのルパン」よりも、もっともっとかっこいいっす。今ならレコード店へ行くと必ず手に入るアイテムですが、レアグルーブになる前にGETしよう。
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